読書により効率よく知識を増やすためには
4月から自粛のため、ほぼ家から出ていません。通勤等がないことから、それなりの時間が確保できたので、育休から復帰した1年間の振り返りと今後どうしたいのか、また何をすべきなのかをずっと考えていました。
今後どうしたいか、方向性は見えてきたかなという段階です。
一方で、目的を達成したり、仕事で求められていることをするには、必要なスキルが足りていないことがクリアになりました。
今年は取り敢えずもがいてみるつもりですが、時間も限られており、また今までサボっていたつけを取り戻すためには相当頑張らなくてはいけない気がしたので、効率よく情報収集し学ぶために、とりあえず3冊手に取ってみました。
共通点は、
- 読書は目的を持って。
- ある分野について4~5冊読めばそれなりに見えてくる。
- そして読むスピードにはメリハリを。「はじめに」「おわりに」と目次に目をとおし、フレームワークを理解してから読む。
- そして読んだ後のアウトプットが大事。
- テレビは情報取得のツールとしては効率が悪い。
私は、テレビ視聴を減らしてから、読書時間をかなり確保できるようになりました。あとは、家事をする際の耳読。ひとまず大量の情報のインプット&アウトプットから挑戦していきたいです。
読んだ本は次の3冊です。
1.レバレッジリーディング
今の私に必要なのは、精読よりも多読!是非実践したいと思いました。
過去に読んだという記憶はあるのですが、あの頃から継続して実践していれば、現状は大分変わっていたでしょうね。。。
①読書の目的
- 読書は投資。できるだけたくさんの本を効率よく読み、多くの人の成功のプロセスを吸収することが必要。
- 大事なことは、本を読んで得た知識で何をするか。読んだ内容を仕事に生かすこと、投資の結果を出すのが最終目的。
②本の選び方
- 同じジャンルの本を徹底的に読むー同じテーマの本を5冊でも読めば、その項目について自分なりの原理原則が見えてくる。
- 最初は、自分にとってやさしくて読みやすい本を選ぶ。
③レバレッジリーディングの方法
- 1冊の本ごとに、その本を読む目的を明確にーいらないところは切り捨てる。読む前に制限時間を設けて読む。80対20の法則を読書に応用。
- 本文を読む前に本全体を俯瞰。まえがきー目次ーあとがき
- ダメな本はすぐ捨てる
- 読むスピードは一定ではなく、緩急をつける。
④レバレッジメモ
- 読書後のフォローは絶対必要。
- 本から得たノウハウをレバレッジメモにまとめ、繰り返し読んで条件反射的に行動できるようにし、どんどん実践で活用していく。
2.僕らが毎日やっている最強の読み方ー新聞・雑誌・ネット・書籍から「知識と教養」を身につける70の極意
膨大な情報を日々取得し、それを活かしているお二人の手法はとても参考になりました。
そして時間のあるときに、日本史A、世界史Aの高校の教科書をもう一度読もう。
①情報取得
- ネットに溢れるのは玉石混淆の情報。しっかりとした取材に裏打ちされた新聞や雑誌、書籍から基礎的知識を吸収する必要。
- 読むことは「手段」であって「目的」ではない。
- 世の中で起きていることを「知る」には新聞がベース。世の中で起きていることを理解するには「書籍」がベース
- 新聞を読みこなすには、基礎的な知識が不可欠。高校の「日本史A」「世界史A」の教科書で大まかな流れを押さえるのがいちばん手っ取り早い。
- スタディサプリは基礎知識の強化にオススメ。
- 日本語で読めるものは、日本語でまず読む。
②新聞
- 新聞は中身まで詳しく読むというより、「見出し」を中心に目を通す。「見出しだけで済ませる記事」「リードまで読む記事」「最後の本文まで読む記事」の3段階に分けて読む。
- 朝刊の文字数はおよそ20万文字と言われていて、書籍にすれば新書約2冊分。じっくり読んでいたらそれだけで1日が終わってしまう。
③雑誌
- 特集テーマを知るだけでも勉強に。雑誌はページ数が決まっているので、内容も簡潔にわかりやすくまとめてあることが多い。全体のフレームを大づかみするのにいい。
- ただ本格的に知識を身につけたいと思ったら、書籍に進むべき
- 拾い読みが基本
- 理解できる記事だけをピックアップして読むこと。あるいは自分が信頼できる書き手の記事を中心に読むこと。
④ネット
- ネットは上級者のメディア。情報の選別にはかなりの知識とスキルが必要。
- 特定のものだけが大きく見えたり、別のものが見えなくなったりする「プリズム効果」がある
- 調べ物はネット検索より、「ジャパンナレッジ」などの辞書・辞典サイトが便利
- SNSのメリットは、インプットよりアウトプット
④書籍
- 基礎知識は書籍でしか身につかない
- 熱心に勉強しているのに効率が悪いと感じている人の多くは、学生時代に学んでいるはずの基礎知識が部分的に抜け落ちている。
- 類似の関連書を4~5冊も読めば大抵は見えてくる。発見したタネ本は内容がきちんと理解できるまで何度も読み込むと、それがそのジャンルに関する基礎知識に。
- 「失敗の本質」はオススメ
- 古典名作は武器。乱暴な表現をするならば、「漱石の「坊ちゃん」や「こころ」を読まずに日本を語るな」
- 世界を変えた10冊の本「アンネの日記」「聖書」「コーラン」「プロテスタンティズムの論理と資本主義の精神」「資本論」「イスラーム原理主義の道しるべ」「沈黙の春」「種の起源」「雇用、利子および貨幣の一般理論」「資本主義と自由」
- 直接仕事に関係ないけど、知識・教養として知っておいたほうがいいことに関しては、通俗化された良書で
- じっくり熟読する本と速読で済ませる本を分ける。「はじめに」と「おわりに」には必ず目を通す
⑤その他
- 人から情報をもらうときは「斜めの人間関係」
- 複数のしゃべる人の断片情報をつなぎ合わせる
3.東大読書
精読を通じて、地頭力をつけることについて書かれていました。今は、レバレッジリーディングの方を実践してみたいと思います。
印象に残ったのは、
- 短い言葉で言い表せなければ、理解していないのと同じ