『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドランド』を読み、負けを活かし撤退せず、投資を続けることを決意
金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドランドを読みました。
有名な本なので、ESBIの4つのキャッシュフロークワドランドの話は聞いたことがありましたが、ESのクワドランドからBIのクワドランドに移るためのポイントが書いてあり、とても勉強になりました。
本書のポイントは、
1.4つのクワドランド
私たちは、E(従業員:Employee)、S(自営業者:Self Employee)、B(ビジネスオーナー:Business owner)、I(投資家:Investor)の4つのクワドランドのうち少なくとも1つに属している。4つのクワドランドのどこに属していても経済的に自由になることは可能だが、ビジネスオーナー(B)あるいは投資家(I)が持つ技術を使えば、より早くゴールに到達することができる。
2.EやSからBやIのクワドランドに移動するには
移動するのは、意識を変える必要があり、それは大変なこと。BあるいはIのクワドランドで成功するためには、学問的な知識や技術的な知識以上のものが必要。つまり、心の奥底にある感情的な思い、考え方、信条、心構えなどを変えなければいけない。
自分の理想とする生き方をするために、金銭的自由を手に入れるためには、投資家としてのスキルを磨く必要があると感じています。ですが、なかなか投資家になれない私にとって、投資家になるための心理的プロセスが参考になりました。
本書では、いきなりIではなく、Bで成功してビジネスの本質を理解した上で、Iになることが勧めてられていますが、私が今からBでの成功を目指すと、いつまで経ってもIに移れそうにはありません。。
本書で書かれていた、成功する7つのステップを引用すると
BやIのクワドランドで成功するための7つのステップ
①自分のために働くことを考える
②キャッシュフローを管理する
③ほんとうに危険なのかは何かを知る
④どんな投資家になりたいかを決める
⑤よき師をみつける
⑥失望をバネにする
⑦自分を信じる
今の私に足りないのは、⑤~⑦のプロセスです。
⑤ステップ「よき師をみつける」の中で、自分がいちばん多くの時間をともに過ごす6人の名前とクワドランドを書くというワークが紹介されています。
● ステップ5の行動の指針
1.よき師をみつける
投資とビジネスの両方の分野で、あなたの師となってくれる人をさがそう。
a.手本となる人をさがし、その人から学ぶ。
b.反面教師となる人をさがし、その人から学ぶ。
2.まわりにいる人たちがあなたの未来の姿だということをよく覚えておく。
自分がいちばん多くの時間を過ごすのは、夫と娘です。ここに会社の同僚も含まれるのでしょうが、テレワークをしているここ最近はほぼ2人です。
自分を変えたかったら、自分の周りにいる人を変える必要があると、ビジネス書などにはよく書かれています。夫や娘はもちろん変えられないので、自分を変えるためにも、4人のよき師を見つけたいです。
最近恐ろしいと思ったのが、夫に対し、10年前に結婚した頃に比べ、人間的な魅力が低下しているように感じたこと。この10年間、恐らく夫が最も長い時間を過ごしているのが私でしょう。見るものや会話、経験等も、それぞれの職場での経験を除くとほぼ同じです。行動様式や考え方が10年前に比べ、私にすごく似通ってしまい、人間的な魅力が低下しているように感じてしまったのです。
長年過ごした夫婦が、あうんの呼吸で意思疎通ができてしまうようになると聞きますが、まさにそういうことが起こっていました。
いいように転べばよいのでしょうが、停滞していたこの5年の私に似た変化を夫から感じ取りすごく恐ろしくなってしまったのです。
また、娘の未来には、私がどういう人間であるかが大きな影響を与えるということですね。
夫にも娘にも、そして家族だけでない周囲の人にもよい影響を与えることができる人間になるために、本を読むだけでなく得た知識を実践していきたいです。
話は本書に戻りますが、足下のコロナ禍の上げ相場でも何故か負け続けている新人投資家の私にとって、身につまされたステップは、次のステップ⑥です。
●ステップ6の行動指針
1.間違いを犯そう。
負けを経験してこそ勝つことができる。
2.最初は小さく始める
自分の気に入る投資が見つかったら、少しだけお金を投資してみよう。いくらかでもお金をつぎ込むとあなたの知性はぐんと伸びる。
3.いちばん大事なのは行動すること
この負けを活かし、撤退せず、投資を続けていこうと思いました。
勝間和代さんの本にも同じようなことが書かれていました。
資産運用は勉強内容が収入に直結すると書かれていたのですが、気になったのが、株でも債券でも行動ファイナンスと呼ばれる心理的なもので、人間は最初、どうしても損をするように行動してしまう。損した時期をいかに乗り切るかということが1つの勉強になるとのこと。
ある程度は資産運用で痛い目をみることで、自分勝手に勉強しだす、そういう仕組みはできはじめているので、撤退せずに続けます。
ちなみに本書の中で勉強の仕方として紹介されていたのは、以下のステップ。
負けてるとわくわく楽しめませんが、実践あるのみですね。
1 基礎を最初に徹底的に学ぶ
2 先達から、勉強の仕方をしっかり聞く
3 学ぶ対象の基本思想を理解する
4 学んだことを自分のことばでアウトプットしてみる
5 勉強をわくわく楽しむ