アラフォーワーママの日記

アラフォーワーママが、日々考えていることなどを書いているブログ。

上手く話をするには

言語化能力を高め、文章を書く能力を高めたいと思いブログを始めた私ですが、当然のことながら話し方もかなり強化しなければいけないと考えています。

私の本当に伝えたいこと、あまり相手に伝わっていないとよく感じます。仕事をしていく上で、話すことは最低限のスキル。

 

 まず1冊目は齋藤孝さんの読む・書く・話すを極める 大人の言語スキル大全です。

 本書には、読む・書く・話すを極める具体的なスキルが、幅広く書かれています。読むについては、最近読んだ本と同じことが書かれていました。

 

pretan.hatenablog.com

幅広く触れられているので、1つ1つのトピックは割とあっさり書いてありますが、やはり言葉の第一人者である齋藤孝さんの本には説得力があります。読む・書く・話すで必要なテーマがほぼ網羅されており、まずこの本を読んでおけばよかったと思いました。

 

しっかり書けないことは、上手く話せません。

書くスキルとして紹介されていたことで実践していきたいことは次の内容でした。

  • 当事者意識を感じさせる文章を書く。そのためには日頃からそのように考えているのが第一。
  • 「書く力」を鍛える一番簡単な訓練法は、テレビのニュースの解説者のまとまった話をメモに取りながら聞き、それを改めて文章にまとめること。
  • 文章を構築する際のプロセスは、
  1. 書きたいテーマ(もしくは気づき、主張)を見つける
  2. テーマから3つのキーコンセプト「言いたいこと」をつくる
  3. 3つのキーコンセプトを結びつけて文章を構築する
  • 読ませる文章には”発見”や”新たな視点”が含まれている。それまで誰も注目していなかった部分に目を向け、本質を押さえようとする努力を忘れてはいけない。
  • 企画書を書くときは、どこから突っ込まれてもちゃんと答えられるようにリスクを予測して、その対策も打っておく。

ブログで文章を書くことで、訓練になると思いますが、新たな発見や視点がないと読ませる文章にはならないということですね。

 

話すを極めるポイントとして印象に残ったのは、

  • 基本的には早くて正確なコミュニケーションを心がけつつ、ここぞというところで、感情が乗っている言葉や、人間的でほっとする言葉を加味するという技術を身につける
  • 相手との会話を深めるために、相手に沿いつつずらしていくテクニックが必要。
  • 相談するのがうまい人は、コミュニケーションの達人になれる資質を持っている。職場のメンバーがお互いに相談と解決策づくりを繰り返すことで「相談する力」と「相談を受ける力」という、二つの相談力を鍛えることができる
  • 質問は「質問をメモする習慣をつける」「質問の重要度を順位づける」「質問は10秒以内に押さえる」という3つのポイントを押さえることで極めることができる

そして、終わりに「読む・書く・話す」の3スキルを高めるための具体的なスキルが書かれていました。

  • 自分の話す力をチェックするために、30~1分にまとめた話を録音する。書くように話す力を身につけるためには、
  1. 1文をなるべく短く、句点(。)で区切るように意識
  2. 会話から、「ええっと・・・」などのノイズを消す
  3. 文章のねじれや繰り返しを意識的に除去する
  • ものごとを追求するということは、その人の言語能力を高め、同時に思考力を高めることにつながる
  • 会話をするときも、常に要約して話すことを意識する。
  • 語彙を増やすことも重要。手っ取り早いのは、新聞を音読すること
  • 本を読んだことを自分の中でいかに活用するか、いつも考え続ける
  • リーダーには、極めて高度な「経験値」が求められるが、経験値のレベルは言葉に表れる。ただし、自分で経験できることや自分で考えられられることは限られる。それを補うために、偉大な人たちが書いた本を読む必要がある。しかし、読むだけではいつまで経っても受け売りしかできない。経験と言葉を結びつけていく読み方を身につけるべき。
  • 話を整理するには、図を書くことがもっとも有効な手段

上記のことを日常的に意識して、書く・話すのスキルアップをしていきたいです。

 

2冊目は勝間和代さんの本です。こちらは1冊目(大全)とは対照的に、勝間さんが話やプレゼンをする上で大切だと思うポイントに絞って書かれています。

 

 勝間さんは「話したことの20%しか相手に伝わらない」と思って話をしているそうです。勝間さんのように話の上手な方でもそう思っているのであれば、一般人はもっと伝わっていないと考えるべきでしょう。そして伝わらない原因として次の3点を挙げています。

  1. 話しすぎ
  2. 日本語が論理的な構造ではない
  3. 相手の存在を忘れている

どれも私にあてはまります。さらに私は、早く話しすぎるという点も含まれると思います。早く話しすぎ、相手に伝わっていないような気がして、話を繰り返してしまうのです。相手への意識として、自分の話:相手の反応=2:8くらいでちょうどいいと思っているとのことです。

 

またプレゼンテーション能力を高めるには、友人や家族、ちょっとした雑談や部下に指示を出す時も小さなプレゼンテーションと意識して訓練する。

プレゼンテーションの基本ステップは

  1. 相手に軸を置く:「相手が聞きたい順番」で話をする
  2. 全体像から話す:まず全体像を述べ、相手にしっかり聞く準備をしてもらう
  3. 情報密度に気をつける:情報密度とは、相手にとって価値ある情報がどの程度含まれているか。

情報密度を上げるためには、

  1. ターゲットを絞る
  2. 話す内容を徹底的に理解する(Garbage In Garbage Out:ゴミを入れれば、ゴミが出る)
  3. 余計なものは入れない:自分が話したいことを全部話してはいけない
  4. 適切な言葉、比喩、体験談を用いる
  5. 得意分野をつくる:情報密度を高めるためには話す内容に精通していることが必要最低条件

そして質問には、最初に「はい」「いいえ」を明確に示し、「なぜかというと・・・理由は○つあります」と前置きし、短文で述べる。そして「これで答えになっていますか」と確認する。

 

そして、理解を深める非言語コミュニケーションのポイントとして

  1. 間の取り方:間は相手のための時間
  2. アイコンタクト
  3. 笑顔
  4. 身なりを整える 

 こちらも常に意識して実行していきたいです。